喜びの島

こんばんは🌙

前回に引き続き、最近聴いている音楽を紹介したいと思います。
今回もドビュッシーから「喜びの島」です。
この曲は、ワトーの名画「シテール島への船出」から着想を得たといわれています。
リズムが自在に変化して、ロマンティックでわくわくする曲ですね。
ドビュッシーならではの、全音音階や、完全4、5度の無機質なハーモニーがコントラストを与えています。
様々なアーティストが演奏する曲ですが、特に思い入れがあるのは、ジャン=イヴ・ティボーデの「クロード・ドビュッシーの世界〜亜麻色の髪の乙女」というアルバムです。
幼い頃に母がよく家で流してくれていて、前奏曲や版画などの後、最終曲にこの喜びの島が流れて、いつもこの曲が一番好きだなぁと思っていました。
ジャン=イヴ・ティボーデはラヴェルやドビュッシーのフランスもの、ショパン、リスト、ブラームス、ラフマニノフや、メシアンなどの現代曲、さらにジョージ・ガーシュウィンなどのジャズも弾きこなす、幅広いレパートリーの持ち主です。前回紹介したミケランジェリとは違い、独自の解釈を持っていて、同じドビュッシーでも印象が全く異なります。ですが、彼も楽譜の指示を尊重することをベースに、その上に他のものを積み重ねるという認識を持っているようです。このCDにも前奏曲が入っているので、聴き比べてみるのも面白いと思います。

ジャン=イヴ・ティボーデの「マジック・オブ・サティ」に収録されているジムノペディ第1番、寝る前にリラックスできておすすめです。
長くなりましたが、
是非聴いてみてください🍁

小金井市 東京藝大卒の先生が教えるピアノ教室

3歳のお子さんから大人の方まで幅広い年代の方が通われています。 楽しく音楽の幅を広げる趣味のピアノから、 本格的に技巧的な演奏力をつけるピアノまで、 お一人お一人のご希望に寄り添ってレッスン致します。

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